幹事を頼まれた方にとって頭の痛い仕事の一つに「景品選び」があるのではないでしょうか。限られた予算の中で、いかに二次会を盛り上げていくべきか。景品は、二次会を盛り上げる非常に大きな要素であるので、その選び方はとても重要です。今回は、景品が果たすべき役割という点から、景品選びについて考えていきます。
景品はその役割によって大きく3つに分類されます。
二次会で一番の盛り上がりをつくる「豪華目玉景品」、二次会のあいだ全体の盛り上げを持続させる「中下位景品」、二次会の合間にちょっとしたアクセントをつける「低額おまけ景品」があり、予算とバランス・盛り上げ方から景品を選ぶことが基本となります。
1.盛り上がりを決定する「豪華目玉景品」
豪華目玉景品が二次会の盛り上がりを大きく左右することは言うまでもないでしょう。だからといって、豪華な景品ばかりをそろえるのは、盛り上がりのメリハリがつかないですし、何より予算的に無理が出てきてしまいます。
二次会の一番の盛り上がりを演出する役割の豪華目玉景品に求められることはただひとつ「インパクト」です。豪華目玉景品を紹介した時に、会場から「おおー!」と歓声があがるくらいのものが欲しいところです。
そのために豪華目玉景品に必要なことは、その場にいる全ての人が分かる「ブランド」と高い「価値」の評価です。どんなにこだわったものであっても、その価値をみんなが分からなければ台無しです。みんなが分かってインパクトを演出できる豪華目玉景品として、次に挙げるものがおすすめです。
■テーマパークチケット景品
ディズニーやUSJは、誰もが知ってる人気のテーマパークとして高いブランド力があります。これらのチケットを目玉景品にすることで、楽しいレジャーシーンのイメージと、結婚式二次会の華やかで楽しい雰囲気と重ね合わせることができるので、二次会を盛り上げるピッタリの景品と言えるでしょう。また、結婚式二次会の参加者が、テーマパークに関心のある、20~30代の比較的若い年齢層の方が多いことも、二次会向けの豪華目玉景品として最適なポイントと言えます。
ただ、テーマパークチケットを景品にする際には、当選者の方の、ご自宅からテーマパークまでの距離や、個人の予定や諸事情などの都合で、チケットを使うのが難しい方のことも考えておくことがより丁寧です。
景品図鑑のテーマパークチケット景品は、当選者の方のご都合に合わせて、パークを選べるものもあったり、パークに行けない方のために選べるカタログに交換することもできるといった、使う人のニーズに合わせた細やかなサービスもセットされています。二次会が終わった後も、幹事さまの心遣いを感じていただける満足度の高い景品となっています。
■メーカー高額家電景品
著名なメーカーの家電製品も豪華目玉景品に最適です。欲しいとは思っても、自分ではなかなか手が届かない高価な家電製品は、二次会の景品として当たる・もらえるとなれば、会場は一気に熱気を帯びてくることでしょう。
家電景品の選び方としては、「発売して間もない新製品」「メディアでよくとりあげらていれる」「あまりみんなが持っていそうにない」の3つがポイントとなります。(どれか一つのポイントを押さえておけば、3つのポイントをすべて満たしていなくてもOKです)
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■ブランド高級食材景品
普段あまり口にすることのないブランド高級食材も豪華目玉景品にはうってつけです。特に、お肉やカニといった「生鮮産直品」が特別な贅沢感がありおすすめです。
ただ普通の産直品ではなく、「松阪牛」や「北海道毛がに」など、ブランドや産地などをアピールできる産直品の方が、その食に対するレア度やこだわりを感じやすくなるので、より豪華目玉景品としての魅力がアップします。
2.盛り上がりを長続きさせる「中下位景品」
中下位景品は、二次会全般に渡って盛り上がりをキープする重要な役割の景品です。豪華目玉景品登場前の会場の雰囲気を盛り上げ、豪華目玉景品の当選者が決まった後も、盛り上がりを冷めさせない効果があります。
中下位景品を選ぶ際、ポイントとなるのは、その景品が「欲しい!」と思ってもらえるものかどうかということに尽きます。予算控えめの中下位景品は豪華景品より点数を多く用意することができます。その分、当たる可能性が高くなるので、それが欲しい景品であれば、当然その間のイベントやゲームにも熱が入り盛り上がりが続くことになります。
欲しいと思わないものをいくらたくさん準備しても、別に欲しくもないもののために真剣にはなれないものです。予算的には抑えながらも、みんなに「欲しい」と思ってもらえる中下位景品には、次に挙げるものがおすすめです。
■ご当地グルメ景品
「欲しい」と思ってもらえる中下位景品の代表として「グルメ景品」は欠かせません。食べ物は誰に当たっても喜ばれるので、基本的に無難な景品と言えます。
そんなグルメ景品でも、地方ならではのご当地グルメは、メディアなどを通じてよく知られているものもあり、参加者の関心も高くなる傾向があります。また、その特徴をうたい文句に景品の案内もできるので使いやすい景品と言えます。
■スイーツ景品
アイスクリームなどのスイーツ景品は、女子ウケがいい中下位景品です。結婚式二次会のほぼ半数は女性です。参加してくれている女子に人気のスイーツ景品を用意すれば、イベントも必然的に盛り上がります。
3.選ぶのが意外に難しい「低額おまけ景品」
100円~1,000円くらいまでの低額の景品については、2通りの用途が考えられます。まず一つ目の用途は、なるべく多くのひとに景品を渡したいというもの。次に二つ目の用途は、「ネタ」として、イベントの進行に利用するものです。
一つ目のなるべく多くの人に景品を渡したいという場合は、インスタント食品やティッシュといった、日ごろよく使う消耗品や日用品といった実用品を景品にすれば、もらって嬉しいと感じてもらえます。普段からあまり使わないようなものを、100均などで大量に購入して使っても、喜ばれないうえにイベントが間延びするので注意が必要です。
二つ目のネタとして利用する場合、うまく司会進行をしてハズレ景品としてジョーク雑貨を使うことで笑いをとることができます。ただ、センスがかなり重要になってくるので、景品選びとそのネタへのフリをきっちり考えておく必要があります。その時に流行っているものを、すぐに取り入れた雑貨景品を利用するのも良いでしょう。